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CLEAN TECH JAPANのよもやま話~第3回~

皆さんこんにちは!

CLEAN TECH JAPAN、更新担当の中西です。

第3回ホテル清掃雑学講座
テーマ:プロ直伝!客室清掃の効率アップ&クオリティ向上のコツ

前回は清掃スタッフの1日の流れをご紹介しました。今回は、よりスピーディーに、かつ高品質に仕上げるためのプロのテクニックをお伝えします!


1. 準備段階で差がつく!清掃カートの整理術

  • 動線を最適化

    • タオルやアメニティは使用順に並べ、取り出しやすい配置に。

    • 清掃道具はフロアごとに色分けしたタグを付け、カートを移動するだけで必要物が一目瞭然。

  • 補充品のミニチェックリスト

    • タオル枚数、アメニティ数、トイレットペーパー予備など、簡易リストをカートに貼り付け。

    • 「あと何部屋で足りなくなるか」を把握し、途中補充のムダを防止。


2. ベッドメイキングのスピードアップ術

  • リネンの折り目を活かす

    • シーツの折り目をそろえて畳むと、広げたときに余分なシワが入らず、一発で美しくセット可能。

  • 3アクションで完了

    1. マットレス上部のシーツを引き抜き、足元で畳みながら持ち上げ

    2. 新しいシーツをマットレスの中央にかぶせ、両端を同時に引っ張り伸ばす

    3. サイドをタック(折り込む)して完成

  • パートナー連携

    • 二人一組で、片方がシーツ交換、もう片方が枕カバー・掛布団の交換に分担すると、作業時間が大幅短縮。


3. バスルーム清掃のクオリティ向上ポイント

  • 水垢・石鹸カスの撃退法

    • 重曹ペースト(重曹+少量の水)を鏡や蛇口に塗布し、数分置いてから拭き取ると、研磨せずにピカピカに。

  • カビ予防のひと手間

    • 清掃後、換気扇を3分以上運転。ドアを少し開けて自然乾燥を促進し、カビの発生を抑制。

  • 目地の黒ずみ対策

    • 歯ブラシ+酸素系漂白剤で優しくこすり、汚れを分解。研磨材より素材を傷めにくいので安心。


4. 共用スペースの“おもてなし目線”チェック

  • 床の映り込み確認

    • 廊下やロビーの床は、スタッフの靴底が映り込む程度のツヤがあるかチェック。

  • サイン類・インフォメーションの拭き上げ

    • 案内板や手すりはお客様の目線の高さを意識して清拭。指紋やほこりを見逃さないことが上質感の秘訣。

  • アロマ&ディフューザー管理

    • 香りが薄くなっていないか、適切な濃度を保つ。強すぎると不快、弱すぎると印象に残りません。


5. 最終チェックで安心をプラス

  • 4つの視点で確認

    1. 視覚:シワ・汚れ・ゴミ残りがないか

    2. 触覚:タオルやシーツの手触り、バスルームの温度

    3. 嗅覚:嫌なニオイが残っていないか

    4. 動線:お客様の動きを想定し、つまずきやすいものがないか

  • ワンポイントメモ

    • 各部屋で気づいた特記事項をメモし、次回の清掃やメンテナンスに活かしましょう。


まとめ

  1. 清掃カート整理でムダ動線をカット

  2. ベッドメイキングは折り目&分担でスピードUP

  3. バスルームは重曹ペースト&換気で清潔キープ

  4. 共用スペースは映り込み&サイン清拭で高級感演出

  5. 最終チェックは五感と動線でおもてなし品質を担保

これらのテクニックを取り入れて、さらに効率的で質の高い清掃サービスを提供しましょう!


以上、第3回ホテル清掃雑学講座でした!
次回の第4回は「客室アメニティの効果的な配置とおもてなし演出アイデア」をお届けします。どうぞお楽しみに!

詳しくはこちら!

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